今、ID-Busラボで、視覚障害者の方々の活用を想定して作っている、RFID対応のデモアプリ。利用イメージは、RFID
リーダを搭載したPDAを、店頭などでRFID付きの商品に近づけると、情報を耳打ちしてくれるというもの。例えば、風邪薬
なら「非ピリン系」、閉店間際の惣菜なら「豚肉シウマイ、50%引き」とか教えてくれるわです。
いい音声読み上げソフトが
見つからなかったので、現在は、肉声を録音したWAVファイルを再生させていますが、データ作りが大変。まぁこの辺は
実用化向け打開案は別途考えてるんですが、端末がPDAでなくてもいいよなぁ、と考えた記事がこちら。
■音楽用機器でメール読み上げ、30%が便利
現状のメール読み上げソフトに対するユーザーの評判は芳しくないが、音楽などを聴く
機器で使えたら便利だと思っているユーザーは全体の30%、幅広い年代層で存在した。
携帯端末にリーダーが搭載されれば、当然、視覚障害者の方向け以外にも、様々なアプリが考えられる。その際、ビジネスマン
向けはPDAでいいかもしれないけど、例えば、@cosmeのクチコミ情報を「手のひら」に届けるなんて考えると、OLのPDA普及率
はとても低そうですし、ipodの方が現実的かも。搭載先としては断然有利なのは、普及率でいけば携帯電話なのは当然だけど、
携帯電話は、すでに多機能=操作が複雑で飽和感がある。消費者に敬遠されちゃ利用されない。いっそ特化して、
格安&コンパクトなリーダー専用端末の方が喜ばれるのかもしれないよなぁ・・・。