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サトーの三行提報

ICタグ関連でも有名なサトーの藤田会長訪問。ご自身でもナレッジマネジメントを研究されている藤田会長と、
KBSの奥村教授のご紹介が目的。訪問後、奥村センセ曰く「非常に面白い企業、いいケースになるぞ!」 ”ほっ”
と同時に、”そりゃそうよー、直感的にイケるって思ったんですもーん。”
サトーの面白さは、ひとつは「三行提報」。社員1300人から、毎日サトートップに上がってくる175文字の報告で、
現場の情報がトップの意思決定に生かされる仕組み。そして、意思決定後のアクション段階では、トップ、ミドル、
ローという階層組織の命令系統を通じて、情報が伝達され組織が機動する。
現場の情報に疎くなりがちなトップと、トップに直訴できる手段を得たローにとっては、情報の非対称性が改善される
うまい仕組み。ではミドルにとっては?透明性が増すことで以前より厳しい立場に晒された?それとも、情報流通
が良くなったことで、トップの意思に即した組織地図が描けるようになり業務効率が上がった?組織論でも、
MISでも、さまざまな切り口で使えるケースが書けそうです。

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2004年07月22日 19:40に投稿されたエントリーのページです。

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