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フードシステム勉強会

今日は慶應の学部生、大学院生との勉強会。
今回は、世の中で食品トレーサビリティが話題になる以前からインターネットを介した
消費者への情報開示にいち早く取り組んだ石井食品株式会社の事例を検討しました。
使用したのは、2003年に國領教授の監修で作成した「石井食品株式会社」のケース
教材。(慶應ビジネススクールで入手可能)
   ====== 事前課題 =================
   (1)石井食品の情報公開の取り組みの概要と、
     なぜ情報開示が必要だったのか説明してください。
   (2)同社の情報開示には、どのような効果があると想定されますか。
   =============================
参加者が予めケース教材を読んでまとめてきた事前課題(↑)を元に、同社の戦略、
システムの導入効果などについて議論。ケース討論で面白いのは、いつも思うことだけど、
同じケースを読んでも着眼点が人によって異なる点。今日でいえば、経済学部の人は
企業の立場、政策・メディア研究科の人は社会システムや制度という視点で分析してきた。
お互い話すと、普段あまり意識しない自分の頭の中に構築されている分析フレームワークが
見えてくる。実は、今回、食品を買う側、食べる側の視点があまり出てこなかった。だから
次回は、消費者を主役に、食物アレルギーを持つ人達の購買行動、情報収集や情報交換
などの情報行動を勉強しよう、ということになった。楽しみだ。

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2007年07月09日 11:49に投稿されたエントリーのページです。

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