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大学教授の条件

岡部光明先生の『大学生の条件、大学教授の条件』を読んだ。
著者の研究者観や教育観が、学生へのメッセージ、あるいは、大学教授の3条件として
綴られているのだが、読んで、岡部光明という一人の人間の価値観を垣間見た気がした。

大学生よりは、むしろ、大学教授を目指す博士課程が一度読んでみるといい本かな。
大学教授ってホント"不思議な職業"。教育課程の修了義務もなく資格試験もない。(pp.139)
『研究者・教育者として』の価値観や規範を自分で創ることが求められてるんだろうけど・・・
私達タマゴは、多くの"教授"に会う機会はあっても、内面的な『研究者観・教育観』を学ぶ
機会はなかなかない。少なくとも私はそう。だから、この本は私にとっては参考になった。

ここ数ヶ月、"総合政策学とは"を、政策COEの博士課程仲間で議論してきた。
岡部先生は私達の勉強会に参加し、ご自分の「総合政策学観」を説き、一緒に議論してくれた
数少ない先生のひとりだ。「本当に若手を育てようとしてくれている先生」と思ってはいたけど、
この本を読んで、岡部先生に対する親近感がますますUPした。

実はCOEの重点目標のひとつは「若手を育てる」。でもお忙しい教授陣はほぼ放置が現実。
これってどうなんだろうって思う。まぁ勝手にやれていい面もあるんですが、せっかくだから、
もっと交流試合、したいよなぁ。って、他人任せじゃいけないんですけどね。

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2006年03月02日 15:31に投稿されたエントリーのページです。

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