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食品衛生監視員研修

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今朝は神奈川県の食品衛生監視員研修の講演でした。
会場は、茅ヶ崎駅からバスで5分程度のところにある食品衛生研究所。
9:00−11:30までが私の担当の「チェーントレーサビリティと食品流通の実態」
というタイトルの講演で、普段より早起きしてでかけました。朝焼けをみたのは久しぶり。

「食品衛生監視員」というのは、保健所で食品衛生監視業務を担当している方々です。
例えば食中毒が発生した場合や、内部告発などがあった場合に、実際に食品工場に
出向いて査察、指導をする専門家です。昨年も同じ時期に講演をしたのですが、
そのときは不二家問題が発覚した直後でした。神奈川県内の工場で製造されたお菓子でも
問題が出たこともあり、研修の”数日前に不二家の工場に入った”方がいたりしたのでした。

そんな専門家に私が一体何を話したんだ???というとですね・・・

最近は食品関連で何か問題が起こった場合、神奈川県内だけで終わることはまずない。
県外から調達した原材料を使って県内の工場で製品が作られ、それが県外に流通していく、
ということになります。そこで、食品衛生監視員の方々も、そうした広域にわたる食品流通の
実態を知っておく必要がある、ということで講演依頼を受けたのです。

そこで、今日は、品質管理や情報管理の現場の実態を中心に、以下の5つの事例を紹介しました。
食品メーカーの取り組みとして、@キユーピーの品質管理(事故防止)、A石井食品の情報開示、
食品卸では、B菱食(横浜シーサイド物流センター)の三温度帯管理と情報システム
小売から、CICタグを使ったクイーンズ伊勢丹のワイン売り場での実証実験
外食から、D大手外食チェーンの食物アレルギー対応メニューやネットでの情報提供

・・・・・・

今日は1日が長く感じます

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2008年01月30日 15:18に投稿されたエントリーのページです。

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