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2004年05月 アーカイブ

2004年05月06日

nw情報産業論#4(アイスタイル)

アイスタイル社長の吉松氏授業内講演に来ていただきました。で、博士課程の教育体験、my初担当授業。
うーん、見るとやるとじゃ大違い(涙)。正直、遠隔教室へ振る余裕なし。ティーチングノートには1時間半の授業でも大丈夫なくらい、論点やら話の展開を書いてあったのに。KBSの高木先生が『ケーススタディメソッド教授法』という授業でおっしゃっていた”頭が真っ白になる瞬間”を実感。いい経験になりました。とくに今回有難いのは、慶應SFCグローバルキャンパスで録画していること。自分の授業をビデオで振り返ることができるのは、研究者のタマゴとして大変有難い。来週はこれを生かして、石井食品。

2004年05月07日

徒然:私に耳打ちしてくれるモノ

今、ID-Busラボで、視覚障害者の方々の活用を想定して作っている、RFID対応のデモアプリ。利用イメージは、RFID
リーダを搭載したPDAを、店頭などでRFID付きの商品に近づけると、情報を耳打ちしてくれるというもの。例えば、風邪薬
なら「非ピリン系」、閉店間際の惣菜なら「豚肉シウマイ、50%引き」とか教えてくれるわです。
いい音声読み上げソフトが
見つからなかったので、現在は、肉声を録音したWAVファイルを再生させていますが、データ作りが大変。まぁこの辺は
実用化向け打開案は別途考えてるんですが、端末がPDAでなくてもいいよなぁ、と考えた記事がこちら。
   ■音楽用機器でメール読み上げ、30%が便利
   現状のメール読み上げソフトに対するユーザーの評判は芳しくないが、音楽などを聴く
   機器で使えたら便利だと思っているユーザーは全体の30%、幅広い年代層で存在した。
携帯端末にリーダーが搭載されれば、当然、視覚障害者の方向け以外にも、様々なアプリが考えられる。その際、ビジネスマン
向けはPDAでいいかもしれないけど、例えば、@cosmeのクチコミ情報を「手のひら」に届けるなんて考えると、OLのPDA普及率
はとても低そうですし、ipodの方が現実的かも。搭載先としては断然有利なのは、普及率でいけば携帯電話なのは当然だけど、
携帯電話は、すでに多機能=操作が複雑で飽和感がある。消費者に敬遠されちゃ利用されない。いっそ特化して、
格安&コンパクトなリーダー専用端末の方が喜ばれるのかもしれないよなぁ・・・。

2004年05月08日

EIPで発表しました

第24回電子化知的財産・社会基盤研究発表会で講演をいたしました。
タイトル:「情報公開が消費者の情報行動・購買行動に与える影響?石井食品株式会社のトレーサビリティの事例から?
(PDF 1.7M)食品のトレーサビリティ情報を公開することは、企業にとってどんなメリットがあるのだろうかというテーマです。

講演者に小石川高校出身の方がいてビックリ。同じ旧校舎世代で、「掃除当番は床の穴に塵を捨てた
(木の床だったんですよね)」とか「待ち合わせは”ハワイ”」とか、生物の八重樫先生、地学の土屋先生、
倫理のニーチェなどなど名物先生の話で盛り上がったのでした。岡松先生、越部先生、お世話になりました・・・

2004年05月09日

宴:六本木「北京ダック専門店 中国茶房8 chinese cafe Eight」

とにかく行ってみてクダサイ。ここで多くは語りませんが、メニュー多っ。ねだん安っオブジェ凄っ
おりょりょ、となりました。「女性にはちょっと申し訳ないんですが…」というN先生のソフトなお言葉に納得。でも、そんなことをいつの間にか
当然のように感じさせてしまう異空間な所で(まぁヘイチャラだったんですが)さすがに混んでました。
六本木ヒルズの麓。ちなみに、お値段はこんな感じ・・・
北京ダック(炒め物とスープ付き)2888円☆前菜(小皿)200円均一☆水餃子一皿(3個)100円均一

  北京ダック専門店 中国茶房8 chinese cafe Eight
  住所 〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-13 コートアネックス六本木2階
  TEL/FAX 03?5414?5708 24時間営業・年中無休

2004年05月10日

RFID News

NEC と村田機械、RFID を利用したロジスティクスを共同研究
NEC と村田機械は、RFID を活用した「次世代ロジスティクス ソリューションの共同研究」を開始することで基本合意した。

ティーンがオンラインの流行をつくる
ティーンエージャのオンライン人口は増加傾向にあり、Eコマースにとって魅力的なターゲットとなっていることが、JupiterResearch の調査で明らかになった。

2004年05月11日

藤沢「八十」&「鳥海山」

藤沢で英会話を習ってます。たまたま電話をくれた友人に、これからスタバで英会話なんだといったら、同じセブン
アクトだったことが判って、ちょうど向こうも藤沢在住なので、じゃぁ仕事帰りに飲もうかということになりました。
どちらも湘南台にもある店で八十(やっと)は藤沢が本店の創作鉄板料理。靴を脱いでくぐり戸を抜けて入る本店は、
テーブル数席とカウンターの隠れ家的な店でした。キムチオムレツ(?)がGoodです。
鳥海山は湘南台が本店の焼き鳥屋。2軒目を探しててたまたま見つけてビックリ。藤沢店はオープンしたばかりとか。湘南
台店よりモダンな店内で、ガラスケース式のカウンターにはキッチェな駄菓子や大正ロマン系のオブジェが入ってました。

2004年05月13日

nw情報産業論#5(石井食品)

本日の授業:http://www.ishiifood.co.jp/、my教育体験2回目、そして石井健太郎社長の講演。先週の吉松社長が30代若手、
ネットコミュニティ系ネットベンチャー創業者。石井社長が60代、加工食品企業の二代目オーナー社長。
業界、企業規模、世代、服装、雰囲気、etc、まるで異なるおふたり。共通しているのは、熱意、使命感、
企業の方向性についての明確な意思を持ったリーダー、そしておふたりとも暖かい魅力的な方という点。
お忙しい中SFCまで来てくださって本当に有難い。受講生がこの授業を通して何かを感じてくれたのであれば
企画をした甲斐があったというもので、感想など見るとやはりインパクトが大きかったようで嬉しく思っています。
授業の様子は慶應SFCグローバルキャンパスで公開中。
(2004.5.21記)

2004年05月15日

湘南台「AKI'S」

昨夜は湘南台AKI'Sで、新宿から会社帰りに泊まりにきた幼馴染のみよちゃんとディナー。
軽くビールで喉を潤した後、前菜4種盛り合わせ、トマトとナスのラザニア、海老のトマトクリームパスタで白を。
  images
シャルドネとピニョグリを使ったトスカーナのワインで、グリーンの色味が爽やか。軽いんじゃ・・・と心配したけど、
さすが料理長セレクト、辛口ですっきりしつつも果実味もあり、5月の夜にぴったりの1本。湘南野菜をふんだんに
使った前菜もラザニアもおいしく、また、お店の方の「料理長が”これがいいかなぁ”と一生懸命選んでました」の
ヒトコトと笑顔で嬉しくなっちゃうんですよね。久々の幼馴染との再会に、ワインも気持ちよく喉を通り、最後の鴨肉
でも、適度に土臭いミディアムボディを堪能した夜だったのでした。

2004年05月16日

由比ガ浜「Daisy's Cafe」、藤沢「久昇」

せっかくの休日なので、湘南ライフを堪能するべくみよちゃんと長谷寺へ。まずは腹ごしらえと、ドゥガ君が店番を
するDaisy's Cafeへ寄りました。江ノ電長谷駅から海の方へ徒歩5分。アンティークな椅子の不揃具合が可愛い
この店では、スパイシーなジャスミンライスとしらす炒飯を。お昼といっても実は4時過ぎでしたが。お店の看板、
ジャスミンライスは、目玉焼きを崩して、スパイシーなひき肉と野菜のルーとご飯を混ぜて頂きます。これからの
季節にはぴったりでしょう。和風かと思いきや意外とエスニックなしらす炒飯も、ライムを落とすSOLビールと合いま
した。ゆり椅子とビールですっかりまったりしつつ、まぁ暗くなる前に、と長谷寺へいったら、あれ、5時で閉門・・・。結局、
藤棚でも愛でようという風流な計画は叶わず、じゃ、せめて暮れなずむ由比ガ浜でも眺めようと、隣駅の成就院へ。
勿論こっちも閉門してましたが、門の外からでも祈りは通じるだろうと、ふたりで良縁祈願。
images Daisy's Cafe 鎌倉市長谷2-8-11 0467-23-9966

そしてまたお酒。宴:藤沢「久昇」
ここはまさに古き良きニッポンの酒処。八海山、真澄、久保田とすすむうちに、鯵のたたき、蚕豆、玉子焼き、鱧、モズ
ク酢、たらの芽の天婦羅・・・正統派です。なかでも、ぜんまい、かに、三つ葉の入った彩りも美しい玉子焼きがお勧め。
八千草薫さん似のお上品な女将さん、きっぷのいい板長、気さくなおばさま達との会話があったかいお店です。かなり
混んでいるので予約していった方が無難なようです。藤沢駅から歩5分。すぐそばに支店もあります。
   久昇(きゅうしょう)
   本店 〒251-0024 藤沢市鵠沼橘1-17-2 電話0466-23-5003 

2004年05月17日

RFID News

「UHF帯ICタグは使える」出版業界が実証実験の結果を公表
雑誌協会など5つの協会・組合で構成する日本出版インフラセンター(JPO)とICタグ関連ベンダー13社は5月14日、
UHF帯ICタグを使った実証実験の結果を公表した。

2004年05月18日

ID-Busラボ第2回

赤坂アークヒルズでIDビジネス・社会モデルラボ第2回ワークショップ開催。本日は、
1)「ファベックス2004報告」
  日本食糧新聞社主催の中食・外食業界の展示会。4/14-16於東京ビックサイト、来場者43,000人。
2)「産地におけるID技術活用の現場から」
  私が発表。内容は昨年度、実際に見てきた実証実験現場の報告。
  前半がめん羊牧場におけるEID活用実験(英国)、後半が青果物流通におけるRFID活用実験(日本)。

2004年05月19日

FSNの横田氏

FSN(食の安全を考えるネットワーク)代表の横田哲治さんにお会いしました。
農業・農政ジャーナリストで、20年以上も前から世界各国の肉牛の生産地を見てきた方で、
4月に『牛肉が消える』(日経BP社)という本を出版しています。
6/11に文京区で開催される「第113回研究会: 食品・健康食品ビジネスの未来」の参加申込
みに、加工食品のトレーサビリティという自分の研究分野を添えてメールしたら、すぐお返事
くださりお会いして話してみましょうという運びになった訳です。
石井食品にも10年以上前から関心を持たれていたことや、6月に豪州の牧場に行かれる前
に、英国の羊のトレーサビリティの実証実験について話をすることになったりと、これから色々
展開していく契機になる気がします。大いに期待♪

2004年05月20日

nw情報産業論#6(ミスミ)

先週、先々週と授業やらせて頂きましたが、やはり先生は格が違いますね。まぁ当然ですけ
ど。今日のハイライトは、「ミスミ」の生んでいる価値は、実は価格じゃない、という点。オーク
ネット
で査定→価格の透明性→信頼の図式が頭に残っているだけに、価格に目が行き勝ち
のところ、ミスミの場合は、生産工程で使用される金型部品で、製品の原材料とは違って数円
の価格差は問題にならない。むしろ、信頼の源泉は「品質」と「納期」にあるというクライマック
スへのもって行き方がうまいんだなぁ。。。私も2年前にKBSで受講してるのに、聞いていて
ほぉ~と思った。ましてやお初の受講生の目からは鱗がパラパラ、全員って訳じゃないけど、
そう感じている人が確かに存在することが稀有だし、それが傍で見てて判るというのが、ねぇ。
次回、Tr@boxは私の教育体験、最後の授業です。GAMばるわー
授業の様子は慶應SFCグローバルキャンパスで公開中。

2004年05月22日

Burt "Structure Holes"

 花の金曜日(死語)は奥村先生の輪読会メンバーで先生のテリトリー六本木へ。この輪読会、Burtの
"Structure Holes The Social Structure of Competition" を読んでいます。只今2章の途中ですが涙出る
くらい「難解」(;ー;)。現状、私の拙い理解では「人間関係、嵌るべからず」。友達の友達が友達ならば、どなたかとだけ
つきあえばいい、つながりがない(Structure Holeがある)ネットワークに属する人ひとりずつとつきあいましょう、ということです。
 こう書いてしまうとこの理論の実践者は「イヤな奴」だし、私も、頭で人間関係を計算してる人とは付き合いたくない
と思ったわけですが、実際はそうじゃない。あくまでビジネスの話で、誰でも24時間365日の時間の中で生きていて、
交際できる人数には限界がある。ならば、機会を掴もうとしているベンチャー企業家は(やはり奥村輪読会なので(^^)この話題)
こう行動するだろうと納得できる。実際、千葉でお会いした超エネルギッシュなネットワーカー柳田さんなどは、自然とこうやって
らっしゃてて、しかも、ご自分の財産になっているだけでなく、周囲の人にとっても、柳田ネットが人脈の源泉になっていて、WinWin。
 Burt理論を現実に当て嵌めてみて、初めて理解できるわけです。でも、この当て嵌める作業がなかなか難しく、ひとり
で読んでいたんじゃ、こんな風には理解してなかっただろうなぁ。まぁ、こんなことをまじめに議論する会なのですが、
宴は宴で予想通りの盛り上がりを見せ、六本木の夜は更けたのでありました。奥村先生、ばんざぁい♪お陰様で楽しかったデス

  Le Dragon Blue
  港区虎ノ門3-21-5 愛宕ヒルズプラザ2F 03-5773-3771  
  トムヤムクンと海鮮焼きそば”平打ち麺”がオススメ。

2004年05月28日

nw情報産業論#7(Tr@box)

昨日のネットワーク情報産業論はTr@box
トラボックスは中小運送会社を対象に、求車求荷情報(お荷物運んで情報)を提供するネット企業。中小運送会社の将来に
危機感を抱く、若手2代目経営者2人が、業界慣行を破って立ち上げたこのビジネスは、創業3年で単年度黒字を達成し、
新聞・雑誌掲載も多数の注目ベンチャーで今後の活躍に期待大です。
経営で大忙しのなか、藤倉社長と吉岡取締役も来てくださり、議論できたことは学生にとっていい機会でした。多謝。
実は、今回は私の最後のケースリード。これで博士要件のひとつ、教育体験をクリアしたわけです。昨日の反省は、
特に前半自分が喋りすぎた点。もっと学生の議論を引き出し、討論から生まれる動的なクラス創りがしたかった…。
今回受講生に考えて欲しかった「情報財の特徴や情報財のビジネス」へのブリッジができなかった。ケースの内容
整理に時間をかけずに、さっさと論点に入ればよかった。・・・というような授業をした側の反省は、受講してた側も当然
感じてて、授業の感想を読むと、教育者としては学生に育てられたなと実感するのです。多謝多謝。

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